※ご予約についてのお知らせ
4月6日より、木曜日、金曜日(中学生〜成人の患者様を対象)のカウンセリング・心理療法にかぎり、新規申し込み受付を再開いたします。
4月6日より前の受付はおこなえませんので、予めご了承ください。
当院では、産科・婦人科領域の患者様にとどまらず、さまざまな悩みを抱える患者様への外来カウンセリング・心理療法をおこなっております。児童相談所、病院(小児科・精神科)、学校、刑事施設等で心理的支援につとめてきた臨床心理学の専門家がお受けいたします。
カウンセリング・心理療法INDEX
- 当院のカウンセリング・心理療法
- 新セラピールームと専用待合スペースの設置
- 主な相談内容
- カウンセリング·心理療法開始までの流れ、予約について
- 予約について
- 開室曜日について
- 主なカウンセリング・心理療法
- プレイセラピー(遊戯療法)
- 料金について
- 心理士紹介
当院のカウンセリング・心理療法
日々の生活で遭遇する困りごとに対して、生活上の助言等に重点をおく「カウンセリング」、直面している困りごとを改善するために人格の成長を促すことをねらい、患者様と心理士が共にする場をもとにして、じっくりと時間をかけて、より深く心のなかを、すなわち意識の世界だけではなく無意識の世界も大切に受けとめていく「心理療法」とがあります。どのように進めていくかは、心理士との相談の上、決めていきます。
心理療法では困りごとの改善のみならず、自分をとりまく人々や学校・職場・家庭といった自分の置かれている環境との付き合い方、そして自分の性格や心の動きといった自分の心との付き合い方、両面について新たな気づきや成長を得ていく、そのよすがとなるよう目指しております。
新セラピールームと
専用待合スペースの設置
令和元年の新棟増築にともない、カウンセリング・心理療法のための新たなセラピールーム、専用の待合スペースを設けました。子どもの心理療法もおこなえる十分な広さ、設備を完備しました。料金の清算等も心理士がおこなうため、他科受診の患者様と顔を合わせずに来院~お帰りいただくことができます。
初来院時は、医療事務手続きの関係で、受付のあるA棟に来ていただく必要がありますが、カウンセリング・心理療法開始以降は、そのままセラピールームのあるC棟の専用の待合スペースにお越しください。
専用待合スペース
セラピールーム
主な相談内容
未就学児・小学生
- 登校しぶり、不登校
- 母子分離の問題
- 情緒不安定
- 母子分離の問題
- 感情のコントロール
- いじめについて
- 発達やコミュニケーションの問題
- チックや爪噛み
- とてもつらい出来事を体験した
- 等々
思春期・成人
- 落ち込みやすい、傷つきやすい
- 対人関係の悩み
- ひきこもり
- 自傷行為
- 発達やコミュニケーションの問題
- 性格について
- とてもつらい出来事を体験した
- この先の生き方について
- 自分を見つめなおしたい
- 精神的な問題、精神疾患との付き合い方
- 子育ての悩み
- 家庭の悩み
- 等々
カウンセリング·心理療法開始までの流れ、予約について
予約制となっております。カウンセリング・心理療法の開始前に、どのようなことでお困りなのか、相談内容の概要を50分ほどのお時間で心理士がうかがう“インテーク”をおこないます。カウンセリング・心理療法が、お困りごとの改善にお役立てできるか、お話をうかがいながら検討させていただきます。
電話予約は、24時間随時受付けております。お電話にて、カウンセリング・心理療法の希望の旨をお伝えください。インテークの日時予約をお取りします。インテークを経て、カウンセリング・心理療法は開始となります。
- 診断および、精神科薬をはじめとした薬物の処方はいたしません。
- 現在、精神科・心療内科に通院しており、当院のインテークを受け終え、これからカウンセリング・心理療法を開始としたい場合には、下記の手続きが必須になります。カウンセリング・心理療法を実際に開始する前に、①通院中の精神科・心療内科主治医への相談、②通院中の精神科・心療内科主治医からの【診療情報提供書(紹介状)】が必要になります。開始以降は、通院先の主治医と当院心理士が連携させていただきます。
- 状態に応じて医療機関との協働をご提案させていただくことがあります。
- 心理士と知己の方のカウンセリング・心理療法はお引き受けできません。
予約について
予約電話:
0485-80-7877(カウンセリング専用回線)
24時間随時受付けております。基本的に留守番電話となっておりますので、①お名前、②ご連絡先電話番号、③メッセージをお残しください。主に、木曜日・金曜日・土曜日・日曜日のいずれかの曜日に折り返しご連絡し、予約の日時を調整いたします。
さめじまボンディングクリニックの電話番号とは異なりますので、お間違いないようお掛けください。
現在、当院通院中でご希望の方は、診察時に医師や、処置時に助産師・看護師等にその旨お伝えいただくのでもかまいません。
4月6日より、木曜日、金曜日(中学生〜成人の患者様を対象)のカウンセリング・心理療法にかぎり、新規申し込み受付を再開いたします。
4月6日より前の受付はおこなえませんので、予めご了承ください。
開室曜日について
木曜日、金曜日、土曜日、日曜日に
それぞれの心理士がカウンセリング・心理療法を担当いたします。
木曜日 9~17時(6枠) | 髙畑 真弓 |
金曜日 9~17時(7枠) | 山下 順子 |
土曜日 9~17時(4枠) | 髙畑 真弓 |
日曜日 8~20時(10枠) | 鮫島 圭輝 |
主なカウンセリング・心理療法
- 支持的心理療法
- 分析(ユング)心理学
- 夢分析
- 描画療法
- 箱庭療法
- 行動療法
- プレイセラピー、遊戯療法(未就学児・小学生)等
プレイセラピー(遊戯療法)
一般的に知られている「カウンセリング」とは、問題の解決にあたって、心理士とともに客観的に自分をふり返ること、言葉のやりとりに重点をおかれていることが特徴的です。おおよそ中高生くらいの年齢以上に適応されます。
では、中高生や大人ほどまだじゅうぶんに振り返ることができず、自分の気持ちをくわしく言いあらわせない幼児や児童にはカウンセリング(心の支援)はおこなえないのか?という疑問がうかびますが、そうではありません。
子どもへのカウンセリングの方法のひとつに、プレイセラピー(もしくは遊戯療法)があります。これは、言葉のやりとりをメインとはせず、「遊び」に重点をおいた心の支援方法です。
プレイセラピーは、誰に強制されることもなく、お子様のペースで心理士とともに遊びます。その遊びのなかで、ストレスや葛藤をはじめとした心の問題をやわらげたり、解消をしていったりする方法です。
子どもにとってふだんの遊びは、喜びや楽しさを感じる瞬間がふくまれていたり、生活の充実につながっていくことは周知のことです。このようなふだんの遊びの特徴にくわえ、プレイセラピー独自の方法をもちいて、お子様の持つ回復力や成長する力を最大限発揮できるように心理士が手助けをしていきます。
保護者様から「ふだんもたくさん遊ぶのにどうしてカウンセリングでも遊ぶのですか?」と聞かれることがありますが、ふだんの遊びとプレイセラピーとでは遊びの目標が異なります。プレイセラピーの最終目標は、遊びを通して子どもが自分の気持ちをより自由に表現していけるようになることです。そのため、徹底的にお子様のペースに合わせてすすんでいくこと・表現してはいけない気持ちはないこと・物を壊したり人を害するなど危険なこと以外はほぼすべてお子様のやりたいことができる場所であること・常に心理士から肯定的な関心を向けられ続けることなどが特徴的です。
また、発達の課題を考慮にいれて遊びをみていくことも、プレイセラピーでは大事にしております。子どもは成長していくなかで、その年齢特有の心の課題に遭遇しますが、これを発達の課題といいます(後追い・飛び出し、トイレットトレーニングへの不安等)。遊びの内容からお子様の発達の課題や性格を理解し、どのように発達の課題に対処するパターンを持っていくか考えることも大切にしております。そして、お子様が周囲の人との関係のなかで、のびのびとみずからを表現できるように努めます。
料金について
項目 | 時間 | 料金 |
---|---|---|
インテーク | 50分 | 3000円 |
カウンセリング・ 心理療法 |
1回 50分 |
3000円
(患者様の年齢によって 若干異なる場合があります) |
心理士紹介
鮫島 圭輝(さめじま けいき)
臨床心理士・公認心理師
■プロフィール
これまでの臨床現場では、今ある心の状態を保つ予防的なかかわりから、入院治療のなかでじっくりと心の状態のたて直しを目指すかかわりまで、患者様と共にしてきました。心の援助の専門家として、困りごととの付き合い方を一緒に模索し、改善のために必要なアプローチを整えていくこと、患者様のペースで心の世界を共に探索していくことはいわずもがな重要です。しかしそれだけではなく、“心理士”“患者様”という役割として、しっかりかかわり合いながらも、“ひとりの人間”としてかかわり合うことを大切にしております。目の前にいる方(患者様)から、ひとりの人間として影響を受け学んでいく姿勢を持ちながら、患者様の困りごとに一緒に向き合っていくこと、その最中で新たな気づきや新たな理解を患者様が得ていくような過程を、私の心理療法の要としております。
文京学院大学大学院人間学研究科心理学専攻臨床心理学コース修士課程修了。精神科病院、少年刑務所、高等学校スクールカウンセラーの勤務を経て、現在は西熊谷病院(精神科病院)と並行して、当院で勤務。精神科病院では、入院が必要な患者様、統合失調症を抱える患者様への心理療法に特に力を注いでいる。
■所属学会等
・日本心理臨床学会
・日本ユング心理学会
・日本ユング心理学研究所
・日本箱庭療法学会
・日本精神神経学会
髙畑 真弓(たかはた まゆみ)臨床心理士・公認心理師
■プロフィール
これまで主に、子育て中の保護者の方々からのご相談を受けてきました。安心できる場所でゆっくり話をすることで、気持ちに余裕が生まれたり、問題が整理されたり、自分の持つ力に気づくことができます。自分の言葉を語れたことで、今まで無意識にしてきた子育てのやり方の中に状況を改善する鍵があったことに気づかれる方も多くいらっしゃいます。お子様への心理療法やカウンセリングの導入に関しては、まずはお子様の好むことをもとに、それぞれの必要に合った方法を話し合いの上で選択したいと思っています。心理士と保護者の方、またお子さまが、対等な一人の人間としてお互いに人間関係を築き、学び成長していく過程を大事にしています。面接中に疑問やご意見がある際は遠慮なくお伝えください。
桜美林大学大学院国際学研究科人間科学専攻臨床心理学修士課程修了。その後、児童館・学童クラブの巡回相談員、都内小児科、小学校のスクールカウンセラー等を経て、当院で勤務。
■所属学会等
・日本心理臨床学会
・日本臨床心理士会
・東京学校臨床心理研究会
山下 順子(やました じゅんこ) 臨床心理士・公認心理師・臨床美術士
■プロフィール
これまで精神科・心療内科クリニックで思春期の学生から働く大人のメンタルヘルス、終末期癌患者の緩和ケア科、大学の学生相談、幼児の療育現場など様々な現場で働き、幼児から高齢者まで幅広い年代の患者様と関わらせていただきました。どのような悩み事でも親身に患者様がどうありたいかを大切にお聞きしてきました。それぞれの年代や身体・精神の状態により、悩み事や課題も異なってくるため、その都度その方に合わせた心理療法を可能な限り行ってきました。特に、親子関係、アダルトチルドレン、虐待、引きこもりの経験のある方等、子ども時代の傷つき体験をお聞きする機会が多く、安心して話せる時間作れるよう心がけ、患者様から多くのことを学ばせていただきました。何か困りごとがございましたら、勇気を持って一歩踏み出してみませんか。道のりは決して平坦ではないかもしれませんが、一緒に考えてまいりましょう。
文京学院大学大学院人間学研究科心理学専攻臨床心理学コース修士課程修了。精神科・心療内科クリニック勤務、大学学生相談、緩和ケア科勤務を得て、現在は保育園での療育・発達相談・アートセラピー業務と並行して、当院で勤務。当院では、カウンセリング・心理療法・アートセラピー業務にあたっている。
■所属学会等
・日本心理臨床学会
・日本臨床美術協会